『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』

 重複になりますが、作品の内容に触れるので未読の方はこれより↓は読まない方が良いと思います。


 さてさて、昨日というか今日の午前3時半くらいに読み終わりました。
まず読み終わっての第一の感想は「おもしろかった!」に尽きます。まぁ、全体の
3/4くらいは、ハリー辛いめにあってばっかりなんですが。
今作は結構、今までの総決算的な作品に仕上がってます。今まで語られなかった謎が
明かされ終わりが近いことを示してます。
ハリーも15歳となり、いわゆる思春期というか反抗期を迎えます。今までは、ハリーが
怒るときといったら、マルフォイやスネイプ、それにヴォルデモートといった「悪」に対してです(スネイプは悪じゃないですけど)。
それが今回はハリーキレまくり。ハーマイオニーにキレ、ロンやジニーにキレ、
あげくはダンブルドアにもその矛先を向けます。
あまりに変貌ッぷりに読み始めたときは結構とまどいました。
 そして、ハリーは恋もします。俺はてっきりこれは伏線だと思ってたんですが、、、
(チョウは、命を狙うとかそんな理由でハリーに近づいてるのだと思ってました。)
そんなこともなく。アレですかね、初恋は実らないとかそういうことが言いたかったのでしょうか?
ハリポタ・シリーズは大体すべてのエピソードに意味があって、主筋になんかしら関わってくるのですが、、、
今回は流れとは別に「初恋」を描きたかったんでしょうか。
 フレッドとジョージはホグワーツを飛び出しましたね。このエピソードはとても好きです。
悪戯もここまでやれば大したもんというか何というか。
 で、シリウスの死。正直ここはあまりピンと来ませんでした。言い方は悪いですが
対決シーンがえらくあっさり描かれていて。ハリーじゃないですけど「え?ホントに死んだの?」って感じ。
 そして今作では、ネビルが大成長します。賢者の石のときからのネビルファンとしては嬉しい限り。
何をやらせてもダメダメだった彼がDAでメキメキ腕を上げていく様は読んでて楽しかったです。
最後の対決でも活躍しますね。しっかり予言の玉を割るあたりはネビルらしいですけど。
 ハリポタ・シリーズも残すところあと2つとなりました。始まりがあれば終わりもあるのは
当然なんですけど、さびしいもんです。次回作は、もうちょっとハリーに優しいものであって欲しいですね。